小児予防歯科

むし歯治療で痛い思いをして泣いたり、歯医者が嫌いになってしまったり、そんなお子さんを見て心を痛める保護者の方をたくさん見てきました。たんぽぽ歯科クリニックでは、そうした悲しい経験をしてほしくないという思いで、20年間、小児の予防歯科の精度を高めてきました。

むし歯の始まりは「穴が開いてから」ではありません。実は、穴が開く前から内部では歯が溶け始めています。学校検診で見つかるむし歯はすでに穴が開いているので、削って詰めるしかありません。しかし、穴が開く前に隠れむし歯を見つけて予防していくことで、歯を削らなくても治せるむし歯がたくさんあります。

当院では、穴が開く前にむし歯を見つけて原因を改善し、歯を削らずにむし歯を治すことを一番大切にしています。乳歯が生えたら初受診のタイミングです。

たんぽぽ歯科クリニックの小児予防歯科７つの特長

１．隠れむし歯を見逃さず、全く削らない治療を目指します

歯科では「なるべく削らない」という考え方が一般的になりつつありますが、たんぽぽ歯科クリニックの「削らない」は全く意味が違います。

穴の開いてしまったむし歯は削って治すしかありません。「なるべく削らない」とは、穴が開いてしまったむし歯をできるだけ小さく削って詰めることです。当院でも、もちろん削る量は最小限（MI：ミニマル・インターベイション治療）ですが、大きな違いは穴の開いていないむし歯（隠れむし歯）へのアプローチです。

一般的には、穴の開いていないむし歯も見つかり次第削って詰め物をしますが、実は削らなくても良い場合が少なくありません。穴の開いていないむし歯は、溶けだしたミネラルを戻してあげることで治すことができます。当院はこの作用に注目し、ミネラルを戻すための手立てをあらゆる角度から行い、むし歯の進行を止めたり、歯を全く削らないで治すことが本当の予防歯科だと考えて診療しています。

２．ごく初期のむし歯を見つけるシステム

たんぽぽ歯科クリニックでは、一般的にはむし歯と判断されない、ごくごく初期のむし歯にも注目して予防処置を開始します。バイトウィングレントゲンやレーザー診断器、特殊な器具も応用して、ごく初期のむし歯を見つけるシステムを作っています。

ごくごく初期のむし歯を見つけ、早期に予防処置をすることで全く削らないでむし歯を治せる可能性が高まり、お子さんの大切な歯が長持ちします。

３．そもそもむし歯ができないようにする

むし歯ができなければお子さんが痛い思いをすることもなく、保護者の方が悲しい思いをすることもありません。当院では、唾液検査などの科学的アプローチでむし歯予防の正しい知識を身につけていただきながら、お子さん向けのプラークコントロールに力を入れています。

一般的に「むし歯は早期発見・早期治療」が良いとされていますが、当院では経過を見ながら

４．むし歯菌を染さないようにする

お子さんのむし歯菌の７割はお母さんから染ります。お子さんの歯をむし歯から守るには、保護者の方が正しい知識を知っていることが重要です。当院では、親子で正しい知識を学べる「キッズプラークコントロールレッスン」をご用意しています。

５．子ども向け予防歯科レッスン

親子で楽しく予防歯科の知識や習慣を身につけていただくために、年齢に合わせたオジナルの「キッズプラークコントロールレッスン」を実施。治療後のトラブルの再発を防ぎます。顕微鏡でお口に住んでいる菌を見たり、シールを貼ったり楽しく遊びながら予防歯科が身につきます。

６．子ども向けむし歯予防定期管理

ご家庭でのお子さんのプラークコントロールがきちっとできているか定期的に確認することで、効率的にむし歯を防ぐことができます。プラークが溜まっているところはアドバイスをして、プロフェッショナルなクリーニングを行います。最後に、ハイドロキシアパタイトとフッ素のコーティングを行って仕上げます。

むし歯の原因になる最も大きな原因は生活習慣ですから、色々なものが食べられるようになった幼児期にも生活習慣やお子さまの気になる癖についてもお気軽にご相談ください。

７．子どもたちが歯医者嫌いにならないように

特別な場合を除いて、初診から治療することはありません。お子さんと保護者の方としっかり仲良くなってから治療や予防に入るのがたんぽぽスタイルです。また、予防歯科は可能な限り早く始めたほうが人生にとってメリットが大きいと考えています。そのため、小さなお子さんでも通いやすいよう、ご家庭のような内観と温かいスタッフでお迎えしています。